探偵 警察

刑事or民事。警察は民事不介入

探偵と警察の関係

 

探偵と警察の違いとしてはまず扱う事件の範囲が挙げられます。

 

事件には私人の法律違反によって生じるものと刑法違反によって生じるものの二つがあり、刑事の場合は警察が介入する、民事の場合は探偵が依頼に応じて調査を請け負うといった形になります。

 

また権力の範囲についても大きな違いがあり、探偵の場合はあくまでも自分たちの調査によって得た情報が基本となるのに対して警察の場合は捜査令状などの権利関係が明らかとなれば通常では開示されない公的書類を含めてほとんどのことを調べることが可能です。

 

ではこうした違いからどういったことが見出せるのかというと、「探偵に依頼するべきなのは犯罪に関連しないか、関連していると断言できないものである」ということが見出せます。

 

例えば誰かがいなくなったということに関して最寄りの交番にいる警官に相談をしたとしても、行えるのは精々行方不明者届の受理でしょう。

 

日本では毎年数万人という規模の行方不明者登録がされますから、その全てを警官たちが調査するというのは土台無理な話です。

 

事件性があると判別できた場合には捜査が開始されますが、事件性があるかどうかわからないという段階では積極的な捜査は見込めません。

 

これは先ほどで言う「犯罪と関連しているとは断言できない」ケースです。

 

従ってこの場合は警官に届を出すのは行っておくべきであるものの、探偵にも依頼をするべきだと言った形になるわけです。

 

基本的にはドラマのような探偵と警察の関係はない

探偵と警察の関係

 

刑事ドラマでは難事件に直面した刑事が名探偵に助けを請うというシーンがよく描かれます。

 

しかし現実でそういったことがあるのかというと、これはまずあり得ないと言って良いでしょう。

 

そもそも警察には捜査内容を民間に開示することができないとされています。

 

難事件の解決を探偵に依頼するとすれば被害者に関連する情報を伝えねばならないでしょうが、それが認められていない以上探偵に依頼をするということはできないわけです。

 

ただ探偵側から警察に対して協力をするという事例は無いわけでもありません。

 

例えば行方不明者として登録をされていた人の公開捜査が行われた際に、探偵が丁度その人に関連する捜索依頼を受けてかなり調査が進んでいたとしましょう。

 

こうしたことがあった場合には公開捜査が行われていると分かった段階で警察に対してその時点までの調査データを伝えるケースがあるのです。

 

もちろん依頼人の了承を取ることになるでしょうが依頼されていることは調査対象の発見ですから、発見できる可能性をあげるのであれば公権力の力を借りることも考える必要があるのです。

 

ちなみにその場合は調査協力のお礼として金一封が贈られることがあり、相互に協力するのはこれくらいのケースだと考えて良いでしょう。